シュレッドした紙をどうしてリサイクルできないのか
新しい街に引っ越してきて驚いたこと。それは、シュレッドした紙類をリサイクルとして出せないことです。前の町では出してこれたので、正直信じられませんでしたがこういった市町村は少なくないようです。
近年は、プライバシー保護や情報漏洩防止のために大量の文書がシュレッダーにかけられます。特に2005年の個人情報保護法以降、企業や民間団体においては、ほとんどの書類がシュレッダーにかけられ処理されます。一般家庭でも、個人情報を守るため一家に一台のペースでシュレッダーが設置されてあります。この高度情報社会において、シュレッダーにかけずに済む書類と言うのはほんの一握りでしょう。ほとんどすべての文書類はシュレッドされているといっても過言ではないのではないでしょうか。
それだけの大量のシュレッドされた紙類がどうしてリサイクルされないのでしょうか。エコ・資源の再利用が大きな関心を寄せている今、これは理解得がたい不道理な話です。特に、紙は過大生産のため、森林が乱伐され二酸化炭素が増加し温暖化といった社会問題になっています。紙はできるだけ再利用し、森林を守るのを最優先にすべきです。シュレッダーダストは真っ先にリサイクルに使われるべき資源なのではないでしょうか。それがなぜ単なる可燃ごみとして多くの市町村で扱われているのでしょう。これは、信じがたい事実です。
市町村側の理由は大きく2つ。一つは、シュレッダーされてしまった紙は細かく裁断されすぎてしまっていて、強度のある薄い大きな紙を再生することができないそうです。強度がないので、トイレットペーパーやちり紙くらいにしか再生できないそうです。それもコストがやたらかかる。もう一つは取り扱いが大変だということ。紙は、シュレッドすると10倍以上の体積に膨らみ、かさばってしまします。一台のトラックに積載する量は限られていますので、運送業者はシュレッダー紙回収のために何台ものトラックを出さなければなりません。運送コストがかかりすぎるのです。
しかし、環境保全のために資源の再利用をコストのためにやめてはいけない。コストのために森林伐採で温暖化がますます進んで言い訳ありません。行政は、この問題に真正面から取り組むべきです。シュレッダーされた紙類も全てリサイクルされるよう、きちんとしたシステム作りをするべきです。